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ドッグセラピストについて

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ドッグセラピーとは

セラピードッグと児童

ドッグセラピーとは、動物を使った治療法であるアニマルセラピーの一種です。 特別なトレーニングを受けたセラピードッグとドッグセラピーの実施に必要な知識と技術を習得したドッグセラピストが高齢者施設や児童施設などを訪問し、ドッグセラピーの参加者への自立支援、QOL(生活の質)の向上の支援を目的としたプログラムを行います。

※QOLとは
QOL(Quality of Life)とは日本語で生活・人生・生命の質(3つの質)と略されています。 一人ひとりが生きている環境の中で、可能な限り快適な生活を送ることや、充実した生き方をすることを指し、人の生活や人生においての「幸福」や「満足」を意味しています。

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ドッグセラピー3つの定義

日本では、アニマルセラピーやドッグセラピーという名称を用いていますが、これは日本特有の名称です。一般的にAAA(animal Assisted Activity:動物介在活動)・AAT(Animal assisted therapy:動物介在療法)・AAE(Animal Assisted Education:動物介在教育) の3つの分野に分けられ、各分野において目的や対象となる人も変わります。

■ AAA(animal Assisted Activity:動物介在活動)
目的:動物とのふれあいやプログラムに参加することで楽しんでもらう
対象となる人:全ての人が対象
参加人数:少数から大人数

■ AAT(Animal assisted therapy:動物介在療法)
目的:参加者の治療が目的
対象となる人:精神的、身体的に治療が必要な患者
人数:5名以下 ※ 症状などによって人数は変わります。
治療を目的としており、ドッグセラピストと医療従事者がチームになって活動します。

■ AAE(Animal Assisted Education:動物介在教育)
目的:動物を通して命の大切さや思いやりなどを学びます
対象となる人:幼児・児童が対象
人数:少人数〜大人数 ※ プログラム内容によって変わります。

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ドッグセラピーのアプローチ方法

ドッグセラピーは単にセラピードッグと触れ合うだけで自立支援、QOLの向上といった効果が生まれるわけではありません。ドッグセラピストが以下の3つのアプローチを取り入れたドッグセラピーのプログラムをセラピードッグと共に行うことで、その効果は生まれます。

セラピードッグ

■ 心理的アプローチ
心理的アプローチの目的は、セラピードッグとのふれあいやお世話、ゲームといったプログラムを通し、参加者の気持ち(不安感や焦燥感など)を和らげていくことです。 緊張や不安といった心の壁が崩れると、参加者はより意欲的にプログラムに参加し、他者とも積極的にコミュニケーションを取るようになります。 ドッグセラピストは参加者がより積極的に、より楽しんでプログラムに参加できるように、常に臨機応変に対応する必要があります。

セラピードッグに帽子

■ 身体的アプローチ
身体的アプローチの目的は、プログラムを通し、参加者の身体的な運動機能回復を目指すことです。 例えば、歩行機能を回復することを目的とする参加者には、セラピードッグとの散歩を提案します。セラピードッグが参加者の横を歩くことで、参加者は自発的に足を前に進めることができます。 また、指先を動かすことを目的とする参加者には、セラピードッグの首にかける名札の作成を提案します。名札が出来上がるのを待つセラピードッグがそばにいることで、参加者は積極的に指先を動かく事ができます。ドッグセラピストは、参加者が意欲的に身体を動かせるよう、声掛けをします。

児童の輪

■ 社会性を見つけるためのアプローチ
人と関わる中で協力することや他者配慮などを意識してもらいます。 例えば、セラピードッグを複数頭訪問させ、参加者をグループに分けて名札つくりをしてもります。その際、ドッグセラピストはセラピードッグの性別、年齢、性格などの情報を伝えグループ内でどんな名札にすればセラピードッグに似合うのか? を話し合いながら作成をしてもらいます。例えば人と人のつながりを構築したり、他者を配慮することを学んだりなど、セラピードッグとドッグセラピストが連携しながら参加者に対して以下のアプローチをおこないます。


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ドッグセラピストの要素

ドッグセラピーでは、様々な施設の参加者に対してセラピードッグと連携しながら支援をおこないますが、ドッグセラピストはどのような要素が必要なのかを記載します。

■ セラピードッグにプログラムを教える技術
セラピードッグが楽しまないと参加者はプログラムに参加してくれません。その為に、セラピードッグにプログラムをトレーニングする時は、強制せずセラピードッグが生き生きするようにほめて育てることが大前提です。また、セラピードッグの性格や長所(ボールが好き、ドッグダンスができるなど)を活かすことも重要です。

■ 参加者に寄り添うこと
ドッグセラピーでは、参加者の自立を支援する為に、ドッグセラピストのコミュニケーション能力も大切です。参加者の気持ちに寄り添い、参加者が何を求めているのか? の気持ちを汲んだうえで会話をしたり、ただ無言で見守ったりします。

■ 危険がないようにする
たくさんのトレーニングをしたセラピードッグでも、不適切な行動を起こす可能性があります。特に高齢者施設などでセラピードッグが喜んで飛びつくと高齢者を転倒させてしまうかもしれません。 ドッグセラピストは、参加者に事故がおこらないようにするために少しでも事故の可能性があることに対しては注意や予防することが必要です。また、その意識はセラピードッグを守るためでもあります。

■ 広い知識を持っておく
ドッグセラピストは、色んな施設に訪問する為、さまざまな知識が必要です。また、セラピードッグがパートナーなので、犬の知識も必要です。

・ 人畜共通感染症の知識
施設では感染症などとても敏感で、施設から感染症について聞かれることもあります。

・ リハビリテーション学
ドッグセラピーは参加者への援助をおこなうため、リハビリテーション学の知識も必要です。リハビリテーションで基本となるQOLやADLなどの知識があると、目的をブレずに進めることができます。また、ドッグセラピーの参加者の中には、作業療法や理学療法、言語聴覚療法を受けている方も少なくありません。参加者をより理解する為には必要な知識となります。

・ 心理学
参加者の心に寄り添う際に、参加者の心理を無視することはできません。参加者の心の中でどういった問題があり、ニーズは何なのか? を知り援助する為に必要な知識です。

■ プログラムの企画力
ドッグセラピーの効果検証で、毎週同じプログラムを同じセラピードッグとセラピストで実施すると、4週間目には参加者の集中力が落ちたと研究結果があります。これは、毎回同じことをすると飽きがくるということを示唆しています。その為、参加者が毎回新鮮な気持ちで参加ができるようにプログラムに変化もつけることが必要です。

ドッグセラピーは、セラピードッグとドッグセラピストが二人三脚となって、参加者の支援を行います。その為には、ドッグセラピストは、訪問する施設でどのような目的を持ってプログラムを実施するのか? を計画する必要があります。また、必要であれば目標達成のためのプログラムをセラピードッグにトレーニングする必要もあります。 その繰り返しが、セラピードッグとドッグセラピストの連携を強くし、参加者により楽しんでもらえるドッグセラピーができます。それが、ドッグセラピーの醍醐味と言えるでしょう。

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